池島港

長崎市

2001年に炭鉱が閉山するまで「九州最後の炭鉱」として沢山の炭坑夫やその家族が暮らしていた長崎県の池島。2005年に市町村合併で旧西彼杵郡外海町から長崎市に編入されたが、長崎市街地から車で1時間掛けて池島行きのフェリーが出ている大瀬戸港まで行く事になる。この大瀬戸港は西海市に属しており、池島が長崎市と言われてもいまいちピンと来ない訳だ。

同じ長崎市に編入された旧神浦町の神浦港、それに佐世保港からもフェリーが発着しているが、本数が少なかったり欠航率が高かったりするので、大瀬戸港の近くの有料駐車場に車を停めて島に渡るのが確実な方法。炭鉱が現役だった頃は佐世保港行きのフェリーが頻繁に発着していて、島民は佐世保の四ヶ町商店街などに日常的に買い物に出ていたそうだ。

池島港に辿り着くと、港には全くひと気もなく、代わりに出迎えてくれたのはフェリーの待合所で我が物顔でたむろしていた猫達と、大量のブイアート。港からは石炭の積込設備が見えるがこれもさながら廃工場のようである。

港に面した公営住宅の一階には「港ショッピングセンター」と書かれた小さな商店街があり、食料品店「丸木ストアー」と酒屋兼角打ちの「ひろせ酒店」の二軒のみが営業していた。泊まりがけで来られたなら、角打ちで一杯やりたかったんですがね…

長崎市 池島

長崎市 池島

長崎市 池島

長崎市 池島

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