JR水戸駅から約2キロ、徒歩で行くには少し厳しい距離感にある天王町界隈。土浦市桜町と双璧を成す茨城県有数の特殊なお風呂屋さん密集地帯となっており、近所に有名な偕楽園がある事からこの界隈を指して「男の快楽園だ」と揶揄するスケベオヤジも居そうな気配。天王町一帯に足を踏み入れると何とも陰鬱な色街が姿を現す。まだこの業態の店舗が「トルコ」の名称で通っていた昭和40～50年代に建てられたと思しき古ぼけたビルばかりが連なり、その幾つかは2011年の東日本大震災後に解体されてしまったようだ。
以前は町内（天王町4－18）に「水戸大工町三業組合」の事務所ビルがあり、かつてはこの界隈も花街として栄えていた事が伺えるが、現在その場所は解体され空き地となり、事務所も移転している。
やはり首都圏に近い土浦の方が栄えている印象が強く、こっちは廃墟化した風呂屋のビルが放置プレイをかまされていたり、こういう土地には妙に多いコインパーキングだらけの虫食い状態もこちらの方が一際酷く見える。有名な高級お風呂屋さん「クィーンシャトー」の廃墟ビルもこちら天王町にございます。
