滋賀県草津市はJR琵琶湖線（東海道線）の新快速電車の停車駅で、京都から20分、大阪から50分でアクセス出来るという利便性の良さから近年人口が激増しているエリアになっている。それで、JR草津駅前にも巨大なマンションが林立しておりベッドタウン化しているのだが、一転して駅前にある再開発ビル「エルティ932（くさつ）」は三セク運営物件だけあってやる気のない佇まいが特徴的でプチピエリ守山化していた。速攻撤退した地下食品街跡地を利用して1999年5月にオープンした「ばんから横丁」という飲食店街があり、京都太秦映画村のスタッフが総事業費2億円を掛けてエイジング技術を駆使して「昭和30年代の草津駅前」をコンセプトにしたなんちゃってレトロゾーンを作り上げた。三セクのやる気の無さとは裏腹に、こちらは随分気合が入っています。
