茨城県の県庁所在地の玄関口、JR水戸駅北口に程近い、東照宮の真下に広がる年季の入ったアーケード街「宮下銀座商店街」。昭和45(1970)年に出来た全蓋式アーケードが現役で使われていて、商店街の両脇に連なる三階建てコンクリート建築の商店ビルも年代的には同じくらいか。ビルの裏側や、東照宮境内の高台側から商店街を見るとビルの老朽化もかなり進んでいるのが分かる。なおかつアーケードは三階建てのビルの上にあり、商店街自体が緩やかな坂道になっているのでアーケードの位置がやたらと高く思える。
モータリゼーション著しい北関東の駅前風景では当然だが、ここも多くの店舗テナントがシャッターを下ろしたままになっているが、その一方で、若い店主がいるオラついた感じの服屋やら今時な飲食店やバーも数多く営業しており夜になると地元民の姿でそれなりに賑わっているようだ。
この宮下銀座商店街には八の字眉毛風の黒ぶちがついた名物猫「ハチ」が住んでいてNHKドキュメント72時間でも取材を受けた事があって地元では「幸せを呼ぶ猫」として有名らしいんですが、いつも昼間預けられているタバコ屋は閉まっていて、運悪く見られませんでした。