弁天埠頭

大阪市港区

弁天町駅の北西にある「弁天埠頭」は大阪港のうち戦後の運河掘削で安治川内港として整備されたもので、ここには四国・九州方面に発着するフェリー乗り場があった。阪神大震災のあった1995年に弁天埠頭からの定期航路が廃止されて、南港フェリーターミナルに移転。すっかり役目を終えた建物が未だに残されていて、関西汽船と加藤汽船の二社のでかい看板塔が屋上にそびえているのが遠くからでも目立つ。

閉鎖された岸壁に近づくと、フェリー乗り場の設備はほぼ残っていて、おおよそ20年前のままと思しき広告看板が見られる。ターミナルの建物もほぼ廃墟同然だが、加藤汽船ビルの一部は「弁天ふ頭ギャラリー」などのアート系店舗やバーなどに有効活用されている。

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