弁天町駅前を横切る国道43号と国道172号（みなと通）が交わる市岡元町三丁目交差点のそばにある「繁栄商店街」の脇に小さく口を開けている昭和丸出しの鄙びた商店街。足を踏み入れると狭い路地に和菓子屋や自転車屋やババ服屋などが細々と店を開けている。アーケードを覆うトタン板は錆が融けだして焦げ色が沈着しており太陽光を通して何とも言えぬ寂寥感漂わせるセピアカラーを放っている。大阪市港区は戦前から昭和期までは港湾労働者の街として賑わっていたがその繁栄が途絶えてから久しい。隣の繁栄商店街もその名と裏腹に寂れまくり。あ、南市岡1番街から10番街ってどこにあるの？
