竹ノ塚・中華タカノ

足立区

東武伊勢崎線沿線で都内最北端に位置する最果ての駅「竹ノ塚駅」。足立区に数ある街の中でもとりわけ治安の悪さと地価の安さが気になる街で、日比谷線直通電車の始発駅という事もあり通勤客も多い駅前だが、あたかもDQNに焦点を当てたとしか思えない駅前商店街の店舗構成のアレっぷりにはあんぐり。そんな商店街の一角に「0.5円パチンコ」など低貸し玉発祥の店とされるパチンコ店「ピーアーク」の店舗前にある「中華タカノ」は竹ノ塚土着民のソウルフードとして長年親しまれている大衆中華料理店である。UR都市機構の団地の一階というコアな立地も良いが、店の見た目以上にかなりの老舗である事は店内に置かれた年代物のレジスターを見れば一発で分かる。

ここの目玉は一杯たったの350円で出している昔ながらのラーメンとワンタン、一皿250円の餃子。「向こう半年間」と書いている割にはずっとこの値段でやっておられるようですが、向かいのパチンコ屋でスッカラカンに負けて財布が空っぽになってしまった負け組オヤジの胃袋にも優しく染みる味。間違いなく値段以上に旨い。店内は近所の高校生の溜まり場にもなっていたり、テーブルの上に備え付けられた氷水が入ったボトルは業務用の醤油か何かのボトルの使い回しという点も好感度アップだ。

足立区 竹ノ塚

足立区 竹ノ塚

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