どこかオッサン臭が色濃く漂う横浜市内の京急沿線の中でもとりわけローカル感が半端ない街「井土ヶ谷」。駅前一等地に葬祭場と巨大な団地とパチンコ屋がそびえる、どことなくダウナー感漂う風景が地味にジワジワ来るのだが、そんな街でひときわ人気度が高い食い物屋がこちらの「チャイナ飯店」。店名のテキトーぶりからして脱力感を誘うが、1989年から営業している準老舗店でもあり、今の店主も二代目。親子続けて通う常連客もいる事だろう。深夜0時まで営業しており帰宅時間の遅いサラリーマンの強い味方でもある。
広いめの店内はゆったりとした四人掛けのテーブル席が大勢を占めているが、そんなテーブル席でオッサン常連客がのんびり一人呑みしている気楽ぶりが横浜下町クオリティというべきか。男性一人客だけに留まらず普通に家族連れも多いので油断ならない。壁のメニュー表の種類が物凄く多いのも無駄にワクワクしてしまうんですが、店の名物らしい鶏の唐揚げが大量に乗った「鶏肉炒飯」(840円)と青りんごサワーを注文。見ての通りのドカチン盛りで見た目にも豪勢である。