竹ノ塚の大踏切

足立区

未だに都内各所に危険極まりない「開かずの踏切」が残されているが、その中でも最も凶悪で死亡事故が絶えないと悪評が尽きないのが、足立区にある東武伊勢崎線竹ノ塚駅南側の大踏切である。

ただでさえDQNとヤカラと暴力団しか居ないフィリピンパブだらけの飲み屋街に面した場所にあり殺伐っぷりが極まる「殺人踏切」、遮断機の間の距離は33メートル、5本の線路が跨いでおり、特に朝のラッシュ時には1時間のうち最大57分間が遮断されるので、しびれを切らして無理な横断をする歩行者や自動車が電車に巻き込まれる事故が毎年のように発生している。最近では2015年3月1日に軽自動車が巻き込まれ運転手が死亡している。

2005年に起きた4人死傷踏切事故発生以前、遮断機の開閉は踏切前に常駐する保安員が手動で行っていた。遮断機を自動化すると遮断時間が長くなり横断する歩行者などからのクレームが絶えなかったので、長らくこの状態が続いていたが、保安員の判断ミスで遮断機を上げて歩行者を渡らせた結果電車にはねられて2人が死亡する大事故となった。

地元民の要望も昭和の頃から延々と続いていたが総工費が高額な事から着工に目処が立たず長らく「開かずの踏切」が放置される事態となったが、結局は国と足立区、東武鉄道が約544億円もの費用をそれぞれ分担する形で高架化工事を行う事が決まり、現在工事が進められている。完成予定は2020年。

足立区 竹ノ塚

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