田川踏切

大阪市淀川区

大阪市淀川区に「日本一低いガード下」と噂される場所があると小耳に挟んで現地を訪れた。場所はJR塚本駅北側、淀川区田川北三丁目および三津屋南三丁目の間にある東海道本線から分岐し山陽新幹線と並行する「北方貨物線」の架道橋である。

ここが「田川踏切」と呼ばれているのは架道橋と隣り合って踏切も連続しているからだ。ここには高さ1.2メートル制限の道路標識もしっかりと立っており、地域住民の貴重な生活道路となっているのだが、この低すぎるガード下を次々と慣れた感じで「自転車に乗ったままスピードを緩めず頭を下げて」通行する人々の姿が常時見られる。歩行者も大抵は頭を屈めて通行しなければならず、当然東京の高輪橋架道橋よりも天井は低く、時折貨物列車や回送車両がすぐ頭上を通過する。

勢い良く頭をぶつけてしまうと死んでしまうような線路下の鉄筋には、もしもの事故を想定してか予めクッション材が貼り付けられている始末。せっかちでマナーといった概念が皆無な大阪人ならではの光景である。

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