新世界の廃ビル

大阪市浪速区

通天閣や串カツを求めて観光客が殺到する大阪・新世界に長らく廃墟化して残っていた破綻遊園地「フェスティバルゲート」から目と鼻の先に、もう一ついつまで経っても解体される兆しもない不気味な廃墟ビルがそびえている。かれこれ十年以上は放置プレイをかまされているビルは、三階建てで屋上部分に建て増しされている構造で、以前火事で丸焼けになったようで外壁は殆ど崩落し鉄骨が剥き出しになっている。

2005年3月、この廃ビルの真向かいにあるスパワールドの宿泊施設から撮影していた観光客が画像を確認中、この廃ビルの上に人骨らしきものを発見、警察に通報して現場を見た所、本当に白骨死体だったという笑えない話があった。それが報道されたきっかけでこの廃ビルは「首吊り廃墟」などと呼ばれるようになり、過去に首吊り自殺が3件あったとか様々な都市伝説的エピソードが付きまとう新世界の名事故物件となったのである。所有者が分からないので解体できないらしいが、それにしてもこんなに観光客だらけの場所にあるにしては不気味過ぎる物件だ。

浪速区 新世界

タイトルとURLをコピーしました