石垣島・電信屋

石垣市

かつて日本本土から奄美諸島、沖縄本島を経て石垣島から台湾まで海底ケーブルが敷設されていて、石垣島に残る「電信屋」はその海底ケーブルの中継地点として明治30(1897)年に建てられた通信施設である。戦時中に砲撃されて破壊、建物の役目はその時に終えたのだが、戦後70年近く経った現在でも廃屋と化しながらも頑丈なコンクリート建築は健在である。壁には生々しい機銃掃射や砲撃の跡も残る。周囲は牧場で放牧された石垣牛や野生の孔雀なんかが居たりして随分ワイルドな場所だが、路面状況が酷く運が悪ければタイヤがスタックする恐れがあるので注意。

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