大阪市交通局井高野営業所

大阪市東淀川区

物件情報

大阪市最北端の地である東淀川区井高野は、2006年に地下鉄今里筋線が開通するまでは陸の孤島と呼んでも差し支えない程に交通不便な場所で、住民の多くはチャリンコで1.5キロ離れた阪急京都線相川駅に出るか、大阪市交通局井高野営業所(井高野車庫)から発着する市営バスで上新庄に出るかしなければならなかった。

市営交通最北端の地でもある大阪市交通局井高野営業所は、地下鉄今里筋線開通後も住民の足としての機能を存続していて、市営バス車両が頻繁に出入りしているのが見られる。今里筋線開通当初はバスが減便されていたが、都心を通らず微妙なルートを走るゆえ乗客のシフトが進まなかったので、バスの減便を撤回したという経緯があるのだ。しかしそんなバスの乗客は殆ど高齢者ばかりである。

ちなみにこの井高野営業所、市営バス営業所の中で唯一、南海バス株式会社に業務委託を行っている。一時期は大阪市職員厚遇問題で非難の的となった大阪市交通局(市バス運転手年収1400万円等)も土地信託事業の失敗や赤字運営のツケが回ったせいで事業整理の対象となり、井高野営業所のように一部だけでも民間委託に切り替えコスト削減を図ったのだろうかと見ているが…

物件写真

大阪市交通局最北端の地。川を挟んだ向こうは摂津市

大阪市交通局市バス営業所で唯一民間委託している

頻繁に往来する市営バス車両

付近は物騒な看板が並ぶ。東淀川区内で治安が最も悪いとの噂も

大阪市営地下鉄は2018年4月1日から民営化

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