良忠荘

世田谷区

下北沢と言えば昔も今も若々しい学生連中が大勢闊歩する「万年学生街」であり、街中にはあちこちとそうした学生が住まう下宿が潜んでいる訳だが、その究極系と言えるのが世田谷区北沢四丁目にあった「良忠荘」だ。場所は下北沢駅よりもむしろ京王線笹塚駅の方が近い井の頭通り沿いにあり、恐らくは昭和30年代に建てられたものと見られる。2階建てのオンボロ下宿は見るからに「生ける廃墟」の貫禄を存分に振りまいており、割れてそのままになったガラス窓や部屋を埋め尽くすゴミ溜め等が見える、ネタにしては出来過ぎとも言える見栄えの素晴らしさ。あまつさえそれが人や車の往来も激しく拡幅工事中の井の頭通り沿いに唯一立ち退かずに最後まで残っていた建物だったという事もあり、この界隈を通る人間であれば誰もが目にしていたものではないだろうか。

ネット上の情報では2015年8月頃までは実際にこの場所に住んでいた人が居たようだが、9月末頃に解体されてしまったようだ。気になるお家賃は月々25000円前後、との事でした。

世田谷区 下北沢

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