第十八共徳丸

気仙沼市

東日本大震災による津波で壊滅的被害を受けた宮城県気仙沼市。港から遠く離れた鹿折地区、JR大船渡線鹿折唐桑駅前の交差点付近に打ち上げられぽつんと残された大型漁船「第十八共徳丸」があった。駅前の道路を完全に塞いでしまった格好で、全長60メートル、330トンもの巨体もあって撤去工事を行う目処が立たず、一部では震災遺構として漁船を残そうとの動きもあったが「震災の嫌な記憶を忘れたい」との住民の意向が尊重され解体が決まった。2013年9月に解体工事が始められ、1ヶ月掛けて取り壊されたという。

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