神奈川本町の川沿いバラック群

横浜市神奈川区

JR東神奈川駅に程近い国道1号(第二京浜)二ツ谷交差点から東海道線、京急線の高架を潜った南側、神奈川本町の滝の川沿いに川岸に大きくせり出した古いバラック家屋が多数残っている。一見、車道側から見てもそのような違和感はないが、滝の川側から家々を眺めるとご覧の通りの有様で、川のコンクリート護岸から3~4メートルくらいははみ出して、ぬかるんだ川の中に足場を築いて無理くり生活スペースを拡張した家が立ち並ぶ。一般家屋に留まらず、薬局やクリーニング店、それにキリスト教会まで建っている。

今の基準で言うなら「河川の不法占用」にあたり完全にアウトな物件だが、やはり戦後の住宅難で、街の大部分が米軍に接収された横浜ならではの事情も相まって、狭い川岸に器用に建てたバラック群が改築されながら今まで残ってきたものという事らしい。一部の家屋は廃墟化していたり、土台が川に呑まれて大きく傾いた家屋もある壮絶さ。これもまた横浜の暗部か。

横浜市 東神奈川

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