東神奈川のドヤ

横浜市神奈川区

神奈川県の県名発祥の地でもある東海道神奈川宿は現在の住所で言う「神奈川県横浜市神奈川区神奈川」で、「神奈川」の地名が3つも入る面倒臭い仕様。横浜開港の時代に街の歴史の転換点となった重要なポイントでもあるが、この街を今見てみると横浜駅のすぐ隣であるにも関わらず随分寂れた様子。JR東神奈川駅・京急仲木戸駅の近く、神奈川二丁目には簡易宿泊所が仲良く三軒並んだ路地が残っている。屋号はそれぞれ「太平荘」「大倉荘」「神奈川荘」。

寿町や中村町ほどではないにせよ、この界隈もかつては日雇いの港湾労働者が暮らしていた寄せ場が存在していたのだ。ちなみに東神奈川駅前や神奈川新町駅前にも僅かながら簡易宿泊所が現存している。いずれも元労働者で生活保護受給中の独居老人の住まいとなっている。

横浜市 東神奈川

横浜市 東神奈川

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