板橋遊郭

板橋区

旧中山道板橋宿は明治期に入ると鉄道の開通によって急激に廃れていく事になる。そこでかつての宿場町は遊郭へと姿を変えて客足を取り戻そうとした。それが板橋遊郭の成り立ちで、戦前までその歴史が続いていたというのだ。仲宿商店街の途中、遍照寺北側の路地に入ると長い長い塀が連なる一画がある。所々コンクリートになったり煉瓦塀になったりであちこち鉄板が貼られて補強までされているのだが、これが板橋遊郭最大の妓楼・伊勢孫楼の塀らしい。一度に200人もの旅人を受入れられる程の大きな妓楼だったそうだ。この塀は現在解体されて跡地は住宅地になってしまっているので、現存しない。

なお、仲宿商店街から外れたところにある「文殊院」の境内には遊郭で命を落とした遊女を祀る「遊女の墓」もある。

板橋区 板橋区役所前

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