熊谷・乙女町遊郭

熊谷市

かつて日本各地に「遊郭」が存在していた時代、表向きは「廃娼県」を装っていながらも実際は「乙種料理店」「達磨屋」などと呼ばれていた遊里があったのが埼玉県なのであるが、県内屈指の都市である熊谷にも「乙女町」と呼ばれる遊郭が存在していた。その遊郭跡は現在で言う所の熊谷市伊勢町、秩父鉄道上熊谷駅から線路沿いに伝って西側一帯にある。

大正14(1925)年の熊谷大火で弥生町(旧弁天町)にあった遊郭が全焼後当地に移転、一面の桑畑だった町外れの土地に吉原仲之町を模した大通りと二階建ての妓楼が立ち並ぶ遊郭が開かれたとの事だが、その当時の趣きを残すのは八王子の田町遊郭同様、不自然に残る大通りと僅かに解体を免れて残る元妓楼の民家のみであった。それがご存知遊郭跡歩きのバイブル「赤線跡を歩く」に掲載されている「招き猫のある建物」だった訳だが、この建物も我々が当地を訪れた2011年夏以降に解体されてしまっている。そして乙女町の地名は既に秩父鉄道の踏切の名前にしか残っていない。

熊谷市 上熊谷

熊谷市 上熊谷

熊谷市 上熊谷

熊谷市 上熊谷

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