JR中央・総武緩行線大久保駅に程近い場所に、最近ド派手な佇まいの極彩色の中華建築が現れエスニックタウンっぷりに拍車が掛かっているのだが、これは何だと見てみたら東京在住の台湾出身者の信仰の場として建てられた「東京媽祖廟」という道教寺院だった。台湾及び中華圏各地でよく信仰されている媽祖を祀る廟で、他には横浜中華街などにもあるが、都内でこの規模の媽祖廟は他には無かった。大久保駅から小滝橋通り方面に抜ける居酒屋や大衆食堂がひしめく生活感溢れる狭い路地にあり、台湾人も数多く暮らす多国籍タウン大久保にまた一つ新たなランドマークが誕生した格好だ。