2015年8月、JR大久保駅近くの職安通り沿いの空きビルに突然赤いリボンが巻かれ華々しくオープンしたのは、アメリカでは有名な新興宗教団体「サイエントロジー」の東京支部である。このサイエントロジー、アメリカではトム・クルーズやジョン・トラボルタが信仰していたり、その事を「サウスパーク」で弄られたりと結構アレな要素しか思い浮かばないのだが、元々東京にも豊島区大塚に支部があったものが、大久保に移転してきたという事らしい。
全面ガラス張りとなった建物一階部分は開放的で、創立者L・ロン・ハバードの著書や「無料ストレステスト」と書かれたコーナー、カフェらしき設備などが見える。無料ストレステストはサイエントロジー特有の「E-メーター」と呼ばれる心理ストレスを計測できるという機械で使用者のストレスを計測した上で信者のアドバイスを受け勧誘の糸口とするものである。アメリカに行くと同団体の施設が至る所にあるが、日本でこれだけの大きな施設は他に無い気がする。
