「阿波踊り」と「金ちゃんヌードル」以外は何かと存在感が薄い四国最弱県と常々言われがちな徳島県だが、特定の信仰を持つ人々には誇るべきものがあるらしい。
21世紀の日本に飛ぶ鳥を落とす勢いで信者数を増やしている新興宗教団体「幸福の科学」のエル・カンターレこと大川隆法総裁の地元（現在の吉野川市、旧麻植郡川島町）でもあり、幸福の科学は徳島県内に「聖地」と呼ばれる教団施設をいくつか置いている。そのうちの一つが鳴門市にある「聖地・四国正心館」。
「正面礼拝堂はどなたでも御参拝いただけます」との事なので遠慮無くお邪魔させてもらったが、黄金の大ストゥーパがそびえる栃木県の那須精舎と比べるとかなり小振りな「聖地」だ。そこに隣接して「聖地・来世幸福園」なる建物もあるが、我々の他に参拝客や信者の姿を見る事はなかった。
