天空橋

大田区

広大な羽田空港の敷地に続く海老取川に架かる人道橋「天空橋」。その向こうに東京モノレール天空橋駅及び京急空港線天空橋駅(旧・羽田駅)がある。京急線が空港島に乗り入れる形で今の駅が開業したのは1991年のことで、現在の羽田空港駅が開業する1998年までは京急における空港アクセス駅だった。戦後の羽田空港開業時から「羽田空港駅」はあったが、その場所は天空橋の手前の現在コインパーキングになっている土地で、空港への連絡バスもないという状態で長年空港アクセス経路としては不便極まりなかった。1991年に空港線が地下化されて旧羽田空港駅は廃業となり今に至る。天空橋の形状を見てもわかるように、元は戦前の穴守線の鉄橋だったものを人道橋に作り変えたものだ。
今ではとても想像できない事だが当時は終点の穴守駅近くに大規模な海水浴場があり、行楽客で賑わっていた場所だったそうで、天空橋の上に立つと、海老取川には沢山の漁船が係留されているのが見える。空港ばかりが有名な羽田は東京でも数少ないマジな漁港がある街なのだ。

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