穴守稲荷神社

大田区

戦後にGHQにより立ち退きを命じられた街、羽田鈴木町、江戸見町、穴守町の鎮守でもあった稲荷神社。現在羽田空港の敷地となっている場所の一部に残る大きな赤鳥居はこの穴守稲荷神社が当地に移転する前からあったものだが祟り伝説など様々な事があって鳥居だけが壊されずに移転しつつも現存している。一方で現在の穴守稲荷神社には場所柄かスチュワーデスが空の安全祈願にと絵馬掛けしているのを見かける事が出来る。沢山の赤鳥居を潜った境内奥にある奥の宮にはこれまた大量のミニ鳥居が奉納され無造作に積み上げられていてなかなかオカルトチックな感じで迫力のある光景だ。

戦前までは羽田穴守の地も海水浴などのレジャースポットだった一方で花街でもあった。「穴守」の名から女性の下の病から身を守る縁起を担いで花柳界や遊女の信仰を集めるようにもなり、同じ穴守稲荷を名乗る神社が横須賀の柏木田遊郭など関東を中心に各所ある。

境内の絵馬掛け場には、羽田空港に近い場所柄か、スッチーを目指す参拝者の願い事が書かれた絵馬も見かけられる。もしかして「ANA」守稲荷という験担ぎなんでしょうか。残念ながらJAL守稲荷はございません。

大田区 穴守稲荷

大田区 穴守稲荷

大田区 穴守稲荷

大田区 穴守稲荷

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