知床・ウトロ地区

斜里郡

日本最北の秘境・知床半島へ至る国道334号線をずんずん進んでいくと一番最後にある集落が斜里町の「ウトロ」という地区だ。京都のウトロとは全くの無関係。アイヌ語で「その間を我々が通る所」、ウトゥルチクシというのが語源らしい。観光客はここの温泉街でたいがい一泊してウニ丼を食って知床遊覧船なんぞに乗って秘境気分を味わうのが定番のようだが、こんな地の果てのような場所なのに存外観光地的なノリが強い。斜里町の市街地から片道40キロという秘境中の秘境にあり、その道中にもまとまった集落はなく、そしてウトロ地区から先の知床岬までも、有人集落は全く存在しない。

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