オリエント池袋ビル

豊島区

新宿にはダイカンプラザビル、高田馬場にはタックイレブンビル、上野にはアルベルゴ上野があるように、ここ池袋にも駅前一等地であるにも関わらずカオスっぷりを晒しているオフィス利用可大規模ワンルームマンションが存在する。その名も「オリエント池袋ビル」。池袋駅北口から徒歩1分、一階部分にレンタルビデオ店「ゲオ」が入居していて隣に成人映画館「シネロマン池袋」がある、こちらのビルだ。

目の前にJR各線や東上線の線路が見えるトレインビューで絶好のロケーションであるにも関わらず、入居しているのは中国人向けの美容室や不動産屋、謎めいた各種個人商店が中心で、まるで中国人に丸ごとビル一棟乗っ取られたかのようなテンションである。しかしこのビルには以前脱法ハーブを販売する怪しい店舗が数軒入居していた。窓の外からも見える、分かる人には分かる例の葉っぱマークが何よりもの証拠である。長らく野放図にのさばっていたこれらの業者はある日を境にパッタリ消えて無くなった。

2014年6月に池袋駅北口で起きた暴走車歩道突っ込み事故で中国人の女性1人が犠牲、6人が負傷する結果となった。運転手が直前に脱法ハーブをこの界隈を購入後すかさずその場で吸引、その後にラリったまま車を運転、その結果あの惨劇が起きたのである。あのヨダレを垂らしていたままラリっていたキチガイ運転手も恐らくはこのビルに入居していた店でハーブを購入したものと見られる。

この事故を受けて当ビルに入居していた販売店を含めて全国の脱法ハーブ取扱店が取り締まり強化で閉店し急激に店舗数を減らした。それまで「脱法ハーブ」「脱法ドラッグ」などと呼ばれていたものが「危険ドラッグ」に呼び改められる契機となった事故である。

豊島区 池袋

豊島区 池袋

豊島区 池袋

豊島区 池袋

豊島区 池袋

タイトルとURLをコピーしました