友誼商店

豊島区

リアルチャイナタウンとして独自の成長を遂げる池袋駅北口界隈。その中でも東京在住の中国人にとって日常の買い物場所として使われている場所の一つが、駅前の「大和産業ビル」の上に広大な売場面積を誇る中華スーパーマーケット「友誼商店」である。外観からは判断しづらいが、建物の4階の窓に「中国食品友誼商店」と書いてあるのが見えるのでそれを目印に建物内に入ると、一基しかないエレベーターの前に大勢の中国人がいる。飛び交う中国語、どこからともなく漂う八角の匂い、こりゃ完全にパスポートの要らない中国である。さらに2階には中国書籍専門店もあり、こちらも完全に中国人向け。

それはそうと、この大和産業ビルの3階に以前は老舗のキャバレー「ハリウッド」(北朝鮮による拉致被害者の田口八重子氏が拉致される直前まで勤務していた)が入居していたはずだったが、いつの間にか廃業していましたね。

友誼商店の店内は向かいにある陽光城以上に広く、ありとあらゆる中華食材の数々が手に入る。大量の餃子が入った冷凍ケース、豊富過ぎる中国酒の数々、武漢発祥で中国人に大人気の鴨首肉、蚕の蛹…東京に暮らす中国人の「食」を支える為に至れり尽くせりの品揃えである。当然客は殆ど中国人ばかりだが、日本語も若干通じるし日本円で買い物出来るので日本人でも気後れなく利用するがヨロシ。

池袋駅北口の出入口階段のあたりにも同店舗のド派手な広告が掲示されていて、容赦なくリアルチャイナタウンっぷりをアピールしている。

豊島区 池袋

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