日窒鉱山

秩父市

市町村合併で埼玉県秩父市の一部となった旧大滝村の奥地にひっそり残る「日窒鉱山」。所謂廃墟マニアの間では特A級の有名物件の一つに数えられる場所だが、肝心の鉱山はまだ現役稼働中で、鉱山の全域は株式会社ニッチツによって管理されていて「秩父鉱山」とも呼ばれる。

秩父市街地から片道40キロ、山深くうねうねした道をひたすら奥へ進み、最後に長い直線の素掘りトンネルを抜けた先に日窒鉱山が現れる。かつては2000人以上もの鉱夫とその家族が暮らしていた埼玉県最奥部の鉱山町であったが、2006年を最後に無人化。残る社員寮や公衆浴場も全て廃墟と化して朽ち果てている。

ニッチツ秩父事業所と隣接する秩父鉱山簡易郵便局は現役で、今も就労者がいる。鉱山のメインストリートは小鹿野町の国道299号志賀坂トンネル方向に抜ける事が出来る金山志賀坂林道の一部となっていて一般車通行可能だが、道を外れると全てニッチツの会社所有地になっており無断侵入は厳禁である。過去にも多くの廃墟マニアの不法侵入が後を絶たずニッチツ側も困り果てているらしい。

さすがに有名物件からか現地を訪れるといかにもビレバンとかに居そうな小洒落た格好の若い男女が何組かディズニーランドにいるかのようにウキウキ浮かれ気分で歩いていました。あー夏休み。

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