東峰神社

成田市

成田空港の滑走路のど真ん中に何故か神社だけがぽつんと残っている謎めいた一画があり、これもやはり三里塚闘争における反対運動のシンボルの一つとなっている場所だ。元々は戦前期に津田沼にあった伊藤飛行機研究所を設立したパイオニア・伊東音次郎氏が戦後当地に入植して農場主となった折、津田沼の航空神社を遷座したものが現在まで残る東峰神社になっている。東峰地区の鎮守ともなっていた神社だが、周辺一帯は成田空港として開発され、反対派が押さえた一部の土地以外は滑走路となり、神社の目の前にジャンボジェット機が通りがかったり、神社の真上を飛行機が飛び交うといった風景が日常的に見られる。

一方で場所柄だけの事はあり、東峰神社にいざ参拝しようものなら周辺で24時間待機している千葉県警察の私服警官が無線連絡を受けて即座にやってきて、来訪者はほぼ間違いなく警察からの職務質問を受ける羽目になる。免許証などの身分証が無ければ非常に面倒臭い事になる事請け合い。なお、神社までは車でそのまま乗り入れ可能なので、訪問するだけならすぐに出来る。

成田市 成田空港

成田市 成田空港

成田市 成田空港

成田市 成田空港

タイトルとURLをコピーしました