亀戸三丁目の住宅地の中、香取神社参道から奥まった場所にひっそり存在する超ローカルスーパー。サンケイスーパーとあるが、産経新聞及びフジサンケイグループとは全然関係がなさそうで、すぐそばにある亀戸香取神社の参道商店街の中程にある事から「参詣」から取られたものだと思う。多分。
地元民しか買い物に来ないような場所だが、このスーパーの2階の一角には「賞味期限切れ食材」を堂々と販売する「モッタイナイ商品棚」があるのだ。棚には「マータイさん 平和賞バンザイ！」などと書かれ、実際に賞味期限が切れて2年以上経つ餅や紅茶パックなどがずらりと置かれている。賞味期限切れを明示しており、店長が直接試食した上で「風味OK」などとお墨付きを出した上で販売している。食品表示方云々で度々注意を受けるらしく「農林水産省の役人がうるさい」とスーパーのPOPで愚痴る堂々とした商売っぷりには惚れる。この地区は役人が作った細かい法律よりも「安い」が正義なのである。
2016年11月13日、建物の老朽化（築70年）など諸般の事情から閉店。熾烈極まりない亀戸のスーパー激安戦争の末に力尽きたか…
