城北労働福祉センター

台東区

日本一の労働者の聖地、大阪西成の釜ヶ崎ほど大きな建物ではないが、ここが日雇い労働者の街・山谷におけるセンター的施設。都が出資する財団法人が運営しており、昭和40(1965)年の設置以後、山谷地区の日雇い労働者の福祉と労働の対策を主な業務としている。仕事の斡旋、住居不定者の都営住宅への斡旋なども行っている。外観は耐震補強工事や外装工事が行われ現在は写真の通りではなく綺麗な建物に変わっている。

センターの前の路上は時折炊き出しが行われ、周辺のホームレスに食事が振舞われている。センター周辺の鉄柵や壁が黒く焦げているのは暴動で焼き討ちに遭ったからではなく、炊き出しの時に使われた火で焼け焦げたものであると思われる。労働団体による過激なアジビラが張られていたり、やはり周囲は異様な雰囲気だ。事情を知らないまま安易に物見遊山で訪れるべき場所ではない。

台東区 山谷

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