新宿駅西口のホームレス

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JR・地下鉄・小田急・京王と鉄道各社のターミナルが密集する新宿駅西口。日本一の乗降客数を誇る駅だけあって、毎日夜遅くまで新宿駅西口を行き交う人の姿は多い。しかし午後10時を過ぎると西口の小田急百貨店付近にはどこからともなくホームレスのオジサン達がわらわら集まりだし、各々に準備したダンボールを組み立てて束の間のキャンプを張る者、単にブルーシートを敷いただけで毛布に包まって寝る者、それぞれこの場所で寒い夜を過ごす。ホームレスは新宿駅西口周辺だけでもかなりの数になり、その風景は昔から変わる事はないようだ。
しかし特に印象的なのはでかでかと掲げられた「ルイ・ヴィトン」や「ブルガリ」のブランド広告の足元にねぐらを構える彼らの姿。これこそ日本の格差社会を象徴する風景なのか…

なお、同じ新宿駅西口には怪しい街頭募金活動を行う人々や謎の主張を掲げる人々、そしてずっと「私の志集 300円」のプラカードを掲げて自作ポエムを32年間売り続ける謎の女性など、様々な人々を見る事ができる。「生ける伝説」が毎夜拝める街、それが新宿駅西口なのである。

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