コツ通り商店街

荒川区

南千住駅前から目の前の吉野通りを北上すると、道沿いに煤けたアーケード商店街が残っている。吉野通りは別名「コツ通り」と呼ばれていて地元ではこっちの方が通りが良いらしく商店街の名前もコツ通り商店街となっている。

コツ通りという奇妙な名称の由来は江戸の三大刑場・小塚原刑場の「コツ」が有力なようだが、雨が降る度に土の中から刑死者の遺骨が剥き出しになるような土地だったので「骨が原」だなんて呼ばれていた説もあってなんとも香ばしい。そんなコツ通り商店街には放置状態の古い個人商店ばかりが佇んでいる。道行く人も商店街の店にはこれっぽっちも目を向けずに通り過ぎていく非常に寂しい商店街だ。

荒川区 南千住

タイトルとURLをコピーしました