鳥取県のローカル線「若桜鉄道」に隼駅という途中駅がある。昭和4(1929)年の駅舎は登録有形文化財指定を受けているレトロ駅舎でもあるのだが、それよりこの駅が珍妙なのが、全国のバイク愛好家、とりわけ駅名と同じスズキの大型バイク「スズキ・GSX1300Rハヤブサ」オーナーが集まる聖地になってしまっている事。2008年、某バイク雑誌で「8月8日をハヤブサの日にして隼駅に集まろう」という呼びかけに応じてハヤブサオーナー達が集まり、それ以降、地元を巻き込んで毎年8月8日に近い休日に「隼駅まつり」というイベントが開催されている。鉄道駅にバイクで集合するのも当の鉄道会社にとっては渋い珍現象だが、なんだか盛り上がっているようです。
