「ごめん」と書いたプレートをぶら下げた土佐電の路面電車の終着地、高知県南国市の旧市街地にあたる後免駅～後免町駅に掛けての一帯に広がる「後免町商店街」を訪れた。
この街は「アンパンマン」作者の故・やなせたかし氏が少年時代を過ごしたゆかりの地という事で、商店街にアンパンマンのキャラの石像があちこち置かれていて「やなせたかしロード」の愛称もあるが、鳥取県境港市にある「水木しげるロード」のように観光客で溢れている訳ではなく、ひと気も少ない。
大正8（1919）年生まれのやなせたかし氏の少年期という事は、戦後どころかそれ以前の大昔の話だろう、当時の街の姿は想像も浮かばないが、おおよそその時代から大して変わってなさそうなレトロな商店街のあちこちに廃屋や廃業店舗が見られる。
