洪福寺松原商店街、六角橋商店街と並ぶ「ハマの三大商店街」の一つに数えられるのが地下鉄阪東橋駅に程近い場所にある「横浜橋通商店街」だ。イセザキモールからも徒歩圏内にあって伊勢佐木長者町駅や黄金町駅あたりからも全然歩いて行ける範囲なのだが、その商店街のすぐ東側はかつて永真遊郭として栄えていた元色街という特殊な場所柄もあって下町臭の濃さが他とはまるで違う。
全長350メートル余りのアーケード街にはアホ程多い生鮮食品店とこれまたやたらと多い韓国食品店。横浜市内における一大コリアタウンとして隠れた名所にもなっている。関西で言うところの大阪の鶴橋（御幸通）や神戸の大安亭市場あたりに非常に雰囲気がクリソツなんですが、元遊郭だとか曰くのある土地はエスニックタウンになりがちなのが関東の街の特徴か。近年は中国惣菜店も増えだして、ますます多国籍化が進んでいる。
激安衣料の「ハマモード」をはじめとする各種激安店舗の数々も価格どころかオシャレな港町と画一的なイメージで語られる横浜自体の印象をも破壊する程のパンチ力を持っている。中国産ネギ一束10円って、他で見た事ないお値段異常っぷり。横浜橋を見ずに横浜を語る事なかれ。ちなみにアーケード街を抜けると寿町に次ぐ横浜第二のドヤ街・中村町がございます。
