立川駅南口から東側一帯は、「西の錦糸町」という異名まである多摩地方最大級のギャンブルタウンである。立川駅南口のペデストリアンデッキ沿いにそびえる商業ビル「アレアレア」の裏手、つまりアレアレアの裏がアレな訳ですが、再開発前は戦後のドサクサ的ボロ長屋が乱立する如何わしい駅前風景を見せていた。
立川駅前から場外馬券場「ウインズ立川」の前を東西に横切る商店街には「ウインズ通り」という名称が付いている。このウインズ通りと南側に並行するすずらん通りを含めた一帯に席捲する数々のパチンコ屋、そしてそこに集まるギャンブルオヤジ軍団を相手とする飲み屋街が圧倒的なオッサン臭を奏でている。食い物屋には縁起担ぎで「必勝ラーメン」だの「勝お節たっぷり 深大寺そば」だの書いてあるが、客層はおしなべて人生の敗者っぽいダークなオッサンばっかり。場所柄韓国系の店舗も多いのはお約束。
土日には立川駅南口から続く道がオッサンだらけになり相当ガラの悪そうな光景が広がっているのだが、当然ながらピンク関係のお店もちらほらあったり、某暴力団事務所まであったりするガチなお土地柄。確かに錦糸町とクリソツ過ぎて笑うしかありません。それにしても「0．2円パチンコ」なんて初めて見ましたよ。竹ノ塚ピーアークどころではない低貸し玉ぶり。もはやギャンブルというよりも依存症の暇潰しでしかないんでしょうかねえ。
