六郷橋ホームレス村

大田区

東京都大田区と神奈川県川崎市との境目となる多摩川に架かる六郷橋の下にある広大な河川敷は、休日ともなるとゴルフの打ちっぱなしに興じる市民や野球場で試合をする少年らの姿で賑わう一方、河川敷の奥に広がる草むらの中を見ると、まるでアフリカのサバンナの先住民族の集落がそこにあるかのごとく、大規模なホームレスの「家」を見る事ができる。それもテントというよりも小屋、トタン葺きで屋根まで付けられた、れっきとした家屋ばかりである。恐らく日本全国探してもこれだけ河川用地を不法占拠して作られたホームレス村は他には存在しないのではないのだろうか。また六郷橋の下の雨露をしのげる一画も、多くのホームレステントや小屋が建てられている。なお、多摩川下流域にはこうした「家」が数多くあり、のべ1000人近い路上生活者がいるとされる。もちろん台風襲来時にはこれらの「集落」が水没して死人が出ることもある。

大田区 六郷土手

大田区 六郷土手

大田区 六郷土手

大田区 六郷土手

大田区 六郷土手

大田区 六郷土手

大田区 六郷土手

タイトルとURLをコピーしました