舞洲スラッジセンター

大阪市此花区

大阪の人工島「舞洲」にそびえる日本一ド派手なゴミ焼却場「大阪市環境局舞洲工場」の真向かいにもう一軒、兄弟船の如きオドロオドロしい建築物が建っている。これも大阪市の都市環境局が2004年に建設した汚泥処理施設「舞洲スラッジセンター」である。やはり先のゴミ焼却場と同様、デザインをウィーンの芸術家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏に依頼していて、奇抜極まりないデザインとなっているが、ここはあくまで汚泥処理施設。これに総工費800億円を掛けているのだから凄い。大阪市はたいそうリッチだとか思い込みそうになるが、大阪五輪招致の乱開発のツケで過剰投資しまくった結果の産物なので、市民の目は冷ややかである。これまでのハコモノ乱開発を許した放漫経営の大阪市政が財政破綻の危機を招いたのだ。

敷地内もフンデルトヴァッサーデザインの鯉が泳ぐ親水遊歩道やら何やら色々あるのだが目につかない場内のトイレにまで惜しげも無く金を掛けまくっているので、じっくり見て頂きたい。

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