京都タワー名店街

京都市

世界中から年がら年中観光客が押し寄せる古都京都の玄関口、JR京都駅の真正面にそびえている、まさに京都のランドマークと言うべき「京都タワー」。足元の京都タワービル・京都タワーホテルも含めて東京五輪と同じ昭和39(1964)年に竣工した高さ131メートルの建物で、厳しい景観条例で高い建造物が少ない京都市内において未だに市内で最も高い建造物としての座を守りぬいている。タワーの外観は工場の煙突と同じ紅白縞模様なのは航空法による規制でそうなったもので、建設前からも一部では景観破壊だと強い反対の声もあったそうだ。

もちろん観光客の多くはこのタワーの上の展望台に登って市内を一望するのがお決まりのコースだが、それよりも足元の京都タワービルの中が気になって仕方がない。ビル内は「京都タワー名店街」という商業施設となっていて、土産物屋や本屋があるのは良いが、何故か100円ショップのダイソー、手芸用品店といった店舗が入居し、ちょっとした地方の古びたショッピングセンターのそれのような雰囲気も漂っている。

さらに地下3階にある「京都タワー大浴場」が特徴的で、レトロな佇まいはそそられるが内部はリニューアルして綺麗な設備に生まれ変わっている。入浴料金750円は割高な印象もあるが、早朝から営業している為に夜行バスでの旅行者には定評がある。大浴場前のスペースは殺風景な休憩場所となっていて、まるで交通安全講習か会議でもやっとるのかと思うようなパイプ椅子が並べられているのみの光景。今時の観光客に全く媚びていない昭和空間である。

京都市 京都

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