自由が丘デパート

目黒区

東急自由が丘駅前にある商業ビル。周辺が思いっきりトレンディでスイーツでどうしようもない街になっているがこちらは随分と土着的な雰囲気が残る個人商店ばかりが入居している。東横線の線路沿いに細長くへばりついた形になっているビルだが、北側に隣接する「ひかり街」とともに戦後の闇市上がりの物件で、昭和28(1953)年に建設されて以来、街のシンボル的存在の一角を成している。
地上4階地下1階建てで主に1階と地下が小売店、2階が飲食店、3階は飲み屋横丁的なフロアになっているが上に行く程空き店舗も多く場末感が強い。インド料理、ベトナム料理、ハンガリー料理など多国籍料理が食える店が地味に多いのも特徴。判で押したようなトレンディタウンっぷりにゲップが出そうになった時に癒やしになりそうな古き良き自由が丘の駅前ビルである。

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