学芸大学駅と武蔵小山駅の中間あたり、目黒区目黒本町四丁目の一角にぽつんと建つ異形の建物。それは所有者のイギリスのアンティークマニアでもある1階の喫茶店経営者がビルを丸ごと買い取って大胆にも自分で増改築をしてテナント貸ししているという珍しいDIY物件である。確かに手造り感で溢れる外観を見ると、出窓の形は全部バラバラ、おまけに外壁材らしきものが見えたりと随分ワイルドさが際立っている。何かと規制規制でうるさい東京の都心部でこれだけの事をやれるフリーダムな根性が羨ましくなる物件だ。
建物内にはオーナーが経営する「フロムロンドンカフェ」が2階にあるが、他にもあちこちテナントスペースになっていて、建物のフリーダムさに惹きつけられ珍妙な店舗が続々入居してきたが、以前「おっぱいラーメン」の異名を持つ謎の居酒屋もあり、一度だけ足を運んだ事があるが、その詳細はいずれ別の機会に。