軍艦島に続く「炭鉱の島」として観光客の注目ににわかに浴びている、長崎市(旧西彼杵郡外海町)の池島。しかし観光客が泊まれる施設も殆ど無く、唯一宿泊可能なのが高台の社宅群の最も北側にある長崎市営「池島中央会館」で、この会館の近くを通る道が「新店街通り」である。
このあたりは島の娯楽の中心となっていた場所のようで、池島中央会館の敷地も以前は映画館だったといい、すっかり廃墟化した商店街を歩くと、せいぜい郵便局くらいしか開いている店がないという状態。その裏手に池島公民館、そしてかつてボウリング場だった建物も残っており玄関口に「池島ファミリーボール」と書かれてある。
池島中央会館内に炭鉱現役時代の資料や写真、そして池島が紹介された廃墟系サブカル本なんぞが置かれていたりもする。宿泊は素泊まりのみだが「かあちゃんの店」で食うか、あとは自炊設備があるので、食材を島外から持ち込むか魚釣りなどで確保する事になる。