昭和から平成に年号が変わろうとしていたバブル期の真っ只中に当時の竹下登内閣が進めた「ふるさと創生事業」で日本全国に意味不明な珍スポットが出来るきっかけになったのだが、山梨県の市川大門（西八代郡市川三郷町）という街にふるさと創生資金を投入して作られたのに客が入らずガラガラになっているトホホな中国風公園があると聞いてやってきた。市川大門が和紙製産地という事で書道と和紙の街としてアピールするべく建てられたというが、受付のおばちゃんには「入場料600円だけど、見るものも特に無いしお勧めはしませんよ」と断られそうになる始末。やる気無さ過ぎで、こんな事を言われる施設は初めてである。園内は中国陝西省の西安碑林、山東省の曲阜碑林の碑が設置されていて、まあなかなか立派なのだが本当に客が誰も入っていない。書道関係者やコスプレイヤーがたまに来るくらいだそうです。
