長野市郊外の松代という街に第二次大戦中、本土決戦における最後の防衛拠点にするべく軍部が極秘に開発を進めていた「松代大本営」、終戦までの約9ヶ月間に突貫工事で掘られた象山地下壕、その総延長6キロメートルのうち500メートルの部分が一般公開されており、見学が可能になっている。受付でヘルメットと懐中電灯を借りる事が可能で、さらに無料で入場する事ができる。
地下壕の入口脇には当時徴用され(強制連行があったとの主張もある)過酷な労働環境で死んだ朝鮮人労働者を祀る「朝鮮人犠牲者追悼平和祈念碑」が設置され、さらに坑内をひたすら進んでいくと朝鮮人坑夫が掘ったという「大邱」(韓国の都市)と書かれた文字、坑道の公開部分の突き当りには「地下壕内に折鶴等を捧げることはご遠慮ください」と注意書きがしてあるにも関わらず、日本各地(特に大阪方面)から修学旅行にやってきた学生達が謝罪の言葉と共に置いていった夥しい千羽鶴が掲げられていた。どうやら謝罪修学旅行のメッカになっているようです。