首都圏において東京の新大久保が表のコリアタウンだとすれば、こちら千葉栄町は裏コリアタウンとも呼べる存在。県庁所在地らしからぬ陰気臭いうらぶれた雰囲気の韓国人スナックが大人の遊び場的アレな店舗と混在する風景にのっけからクラクラしそうになるが、そんな場所にある「栄町狸小路」のあたりがこれまた一段と怪しい。
このへんのスナック店内から流れるノレもといカラオケの歌声が韓国語になっているのはもちろんの事、まるで下町のお好み焼き屋のような佇まいの韓国料理店の一軒まで漏れ無くハングル表記で我々生粋の日本人には読めないニダ。やはり夜の街で稼ぐアガシ達の普段遣いの飯屋になっているようで、新大久保のような観光色はゼロ。向かいの角のホテルにはボケっと突っ立ったままのアガシもいるし事情はお察し下さい。
本場韓国のネオン街を見た後ここに来ると、韓国特有の社会事情がそのまま持ち込まれたかのような街の生々しさが本場仕込みである事を実感できよう。
