物件情報
地下鉄中央線朝潮橋駅と大阪港駅の間の車窓から見えるアーケード商店街。かつては港湾労働者の街として栄えていた大阪ベイエリアの買い物の中心で、九条新道と並ぶ活気のある商店街でもあったが次第に街の活気は下火になりつつあるも、周辺地域が市営住宅だらけで住民は相変わらず多いので今でもそれなりに栄えている。あちこち福祉関係の店舗に変わっている所なんかは切実なのだが、それこそ昔は歓楽的要素も強かった場所で、地下鉄中央線の車窓からも見える商店街の入口には以前は二軒のパチンコ屋が仰々しくネオンを轟かせていたが、現在はそのどちらもが廃業して、跡地がコインパーキングになっている。さらにはパチンコ屋の前には角打ちや立ち呑み酒場に景品交換所、おまけに商店街の傍らに日活ポルノ劇場まであったような男臭い街でもあったが、劇場はとうに廃業して跡地は近所の海遊館に併せて様々な海洋生物が描かれた立体駐車場に変わっている。
この商店街に付属する形で「港中央市場」「八幡屋市場」もあり、同様に下町住民のお買い物拠点として機能しているが、近年は廃業する店舗が相次いでいて寂れっぷりが目立っている。市場を抜けた所にあったホルモン焼きの店舗も長らく土着の労働者の腹を満たしていた街のソウルフード供給地であったが、ここも数年前に廃業。労働者の街から福祉の街に姿を変えてしまったのは、やはり西成区あたりと被る。公明党ポスター率がやたらと高いのは他の大阪の下町同様のご愛嬌。
物件写真
地下鉄朝潮橋駅から徒歩5分の場所に所在「八幡屋商店街」
栄えているのかいないのか分からん商店街だが昔は派手だった
商店街の一角を占める「ケアサービス介護センター」
素性のよく分からない謎の食品ディスカウントストアもあり
しょぼくれた八幡屋商店街に残る宝「さぬきうどん王将」は旨いです
振り返っても、あんまり見るもんも無い気がしますが…
この界隈の気違い染みた某政党ポスターベタベタぶりは半端ない
商店街の端にあったホルモン屋「七福神」(2006年撮影)