京都・東九条

京都市

日本の古都「京都」を憧れて訪れる観光客の姿は多い。沢山の人々が行き交うJR京都駅。しかしそこを一歩外れると日本の古都ならではのアンダーグラウンドな街並みが広がっていてどうにも煤けっぷりが凄まじい。まあ昔ならそうなのだが、今でも京都駅の新幹線口を降りて鴨川方向に歩いて行くと昭和の貧民窟の成れの果てみたいなものが残されている。一つは同和問題で知られる崇仁地区、そしてもう一つが在日コリアン集住地域として名高い東九条、通称「トンク」だ。

東九条コリアタウンの成り立ちは戦前に遡り、京都の地場産業である友禅染の染色工場、それに東海道線のトンネル工事や鴨川の護岸工事などで当時日本に統治されていた朝鮮から労働者が職を求めてやってきたのが始まりだという。特に戦後以降は闇市が栄えた京都駅周辺で多くの朝鮮人が暮らすようになった、その名残りが見られるのだ。

現在はかなり市営住宅が整備されているが、その一方で不良住宅やバラックの類も未だに多く見られ、行政から見放されたような寂寥感凄まじい空間が京都駅のそばに残っている。

京都市 京都

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