豊中市野田町に建設されたにも関わらず開校が白紙となった「森友学園」の小学校は大阪国際空港(伊丹空港)の滑走路から南東に2.5キロ離れた着陸ルートの真上にあり、飛行機の騒音公害などを考慮するととても学校の環境として適したものとは思えない。しかしそんな森友学園の小学校から空港寄りに近づくと今度は着陸ルート上だけがくっきり空き地となった区画が現れ、その一部が「豊中市立ふれあい緑地」と称する都市公園として整備されているのが見られる。
この公園は約13.5ヘクタールにもわたる広大なもので、テニスコートや野球場、屋内プールや芝生広場などがそれぞれ整備されている。春の桜の時期には花見と飛行機が両方見られるという穴場スポットでもある。その一方で公園に取り囲まれるように残る古びた商店兼住宅なども見られる。ちなみに最寄りの阪急宝塚線服部天神駅からは相当離れているため、自転車の利用が無難。