尼崎中央公園

尼崎市

阪神電車で大阪梅田から片道10分、2009年に開通した阪神なんば線で難波からも片道20分足らずで行ける、兵庫県尼崎市の玄関口である阪神尼崎駅。阪神工業地帯のど真ん中にある工業都市として高度経済成長期に人口が激増し、最盛期には55万人以上あった人口も現在では45万人にまで落ちている。

駅の改札を降りると目の前に広がるのが「中央公園」。公園というよりは「広場」と形容した方が近い雰囲気があり、開放感に溢れてはいるが、たむろしているのはホームレス風のオヤジか昼間から酒盛りしている地元のオッサングループばかりであるという事がこの街の現実をよく表している。

その広場の片隅に、樹木に隠れて見えづらくなってはいるが、工業都市尼崎の性格を示す彫像がそびえている。「工業の神の像」と呼ばれる古い彫像で、台座の部分には「躍進する工都 尼崎の姿 踏みしめる大地 火と燃ゆる情熱…」と熱っぽいポエムが刻まれている。

この彫像の作者の名前は胡本蟹平氏。あれ?どこかで聞いた事のあるお名前だ…と思ったら、その昔「探偵!ナイトスクープ」や「たけし・さんまの世界超偉人伝説」に出演していた、宝塚市清荒神参道にある怪しい古物商のオッチャンだった。

あとこの広場がにわかに盛り上がるのはやはり選挙戦の時期。尼崎における事実上の第一政党状態になっている天下の某政党の街頭演説があると街中から「支持母体」の某教団の信者もといオバチャン応援団が駆けつけ、ご覧の通りの熱狂ぶりが見られる。何度も繰り返します。ここは尼崎です。

尼崎市 阪神尼崎

尼崎市 阪神尼崎

尼崎市 阪神尼崎

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